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AIを最大限に活用!「良いプロンプト」作成術で仕事効率を劇的に上げる

こんにちは。スリープラスの溝口です。

ChatGptやGeminiといった生成AIの進化は本当に目覚ましいですよね。日々の業務やアイデア出しに活用されている方も多いのではないでしょうか?

ただ、「AIに質問しても、期待した答えが返ってこない…」と悩む声もよく聞きます。実は、AIの能力を最大限に引き出すカギは、AIへの「**指示(プロンプト)**」にあるんです。

本記事では、AIの回答精度を飛躍的に高める「プロンプトの作成方法」と、効率を劇的に向上させるための具体的な活用例を、親しみやすく丁寧にご紹介します。社員の方はもちろん、これからスリープラスに入社を考えている新卒・中途の方にも、最新のAI活用術をぜひ知っていただき、未来の働き方について一緒に考えていきましょう!

AIの回答をより正確にする方法:プロンプト設計の基本

AIは、私たちが入力した**プロンプト(指示や質問)**を基に答えを生成します。そのため、プロンプトが曖昧だと、AIはどの方向性の答えを求めているのか理解できず、的外れな回答になってしまうのです。良い回答を得るためのプロンプトの設計には、いくつかの要素が必要です。

1. 役割を与える(ペルソナ設定)

AIに「あなたは優秀なマーケティング担当者です」「あなたは経験豊富なプログラマーです」といった**役割**を与えることで、回答の質と専門性が格段に向上します。

2. 制約条件と文脈(コンテキスト)を明確にする

「文字数は2000字以内」「ターゲット読者は新卒採用を考える学生」など、具体的な制約背景情報をしっかり伝えます。これにより、AIはより目的に合った内容を生成できます。

3. 期待する出力形式を具体的に示す

「箇条書きで出力してほしい」「メール形式で返信してほしい」「プログラミング言語はPythonで」など、アウトプットの形式を指定することで、必要な情報をすぐに利用できる形で手に入れられます。

なぜ有効?「マークダウン技法」を使ったプロンプト作成

プロンプトを作成する際に、より効果的なのが「**マークダウン技法**」の活用です。これは、テキストに簡単な記号をつけるだけで、見出しやリスト、強調といった構造を定義できる記述方法です。

AIは、このマークダウン記号を見ることで、プロンプト内の情報構造をより正確に理解し、**「どこが重要で、何をすべきか」**を把握しやすくなります。

  • 見出し(#): 質問や指示のセクションを区切り、AIが指示の全体像を把握しやすくします。
  • 指示(- や *): 箇条書きを使うことで、AIが一つ一つの指示や要点を漏れなく実行するのを助けます。
  • 強調()**: 特に重要なキーワードや制約条件を強調することで、AIに見落としを防ぐよう促します。

このマークダウンを適切に使うことが、「**AIの回答をより正確にする**」ためのテクニックの一つです。

「プロンプトメーカー」でプロンプト作成を便利に!

毎回、上記の要素をゼロから考えるのは少し手間ですよね。そこで私がお勧めしたいのが、GeminiなどのAIを使って「プロンプトを作成するプロンプトメーカー」を作ってしまう方法です。

これは、AIに「あなたがプロンプト作成を補助するAIになってください」と指示することで、必要な情報を順番に尋ねてもらい、最終的に完璧なプロンプトを出力させる仕組みです。

プロンプトメーカー作成用プロンプトの例(Gemini想定)

役割: プロンプトメーカーAI

指示:

  • あなたは、ユーザーの質問に対し、回答AIのための最適なプロンプトを生成する「プロンプトメーカー」です。
  • ユーザーに以下の3つの質問を順番に尋ね、回答が得られたら最後に最適なプロンプトをマークダウン形式で出力してください。
  • 質問1:回答AIに与えたい「役割(ペルソナ)」を具体的に教えてください。(例:プロのコピーライター、経験豊富な人事担当者)
  • 質問2:AIに処理させたい具体的な「タスク内容」と「制約条件」(文字数、含めるキーワード、トーンなど)を箇条書きで教えてください。
  • 質問3:期待する「出力形式」(メール形式、表形式、箇条書きなど)を教えてください。

一度これを作ってしまえば、タスクが変わるたびにこのメーカーAIに話しかけるだけで、質の高いプロンプトがすぐに手に入ります。ぜひ試してみてください!

AI活用実例:マークダウン技法を活かした指示と結果

実際にマークダウン技法を使ったプロンプトで、AIがどれだけ正確で使いやすい回答を生成するか見てみましょう。

活用例1:メール作成(丁寧な連絡)

メール作成はAI活用で最も時間短縮できる領域です。関係性、要点、希望するアクションを明確に指定します。

指示プロンプト

# 依頼事項: 取引先への納品遅延に関するお詫びメールの作成
## 役割
– あなたは、当社のプロジェクト責任者です。誠実さとプロフェッショナリズムを兼ね備えたトーンでメールを作成してください。


##
伝えたい要点と制約
**相手:** 株式会社〇〇 営業部 部長 佐藤様
– **メールの目的:** 納品予定だったシステムAのリリースが1週間遅れることの報告とお詫び。
– **遅延の理由:** 最終テスト工程で予期せぬ重大なバグが発見されたため。
– **新しい納品予定日:** 〇月〇日(月)
– **希望するアクション:** 新しい日程で問題がないか、ご返信をいただきたい。
**トーン:** 非常に丁寧で謙虚なビジネス文書とし、不安を与えないよう具体的な対応策(現在修正に全力を尽くしていること)も簡潔に含めること。

AIの回答実例(マークダウン利用による明確な構造)

件名:【重要】システムA 納品遅延に関するお詫びと新日程のご連絡(株式会社スリープラス)

株式会社〇〇
営業部 部長 佐藤様

いつも大変お世話になっております。
株式会社スリープラスの溝口です。

この度は、〇月〇日に納品を予定しておりました「システムA」のスケジュールに関しまして、ご連絡申し上げます。

## 納品遅延のご報告
誠に申し訳ございませんが、システムAの納品予定日を**1週間延期**させていただきたく、ご連絡いたしました。

### 経緯と遅延理由
最終的な品質テストの工程において、予期せぬ**重大なセキュリティバグ**が複数発見されました。万全の体制でご利用いただくため、現在、専門チームが最優先でバグの修正と検証に全力を尽くしております。

### 新しい納品予定日
– **旧予定日:** 〇月〇日(月)
– **新予定日:** 〇月〇日(月)


###
今後の対応
この度の遅延により、貴社にご迷惑をおかけしますことを重ねてお詫び申し上げます。
新しい納品日に向け、徹底した品質管理のもと、開発を進めてまいります。


##
貴社へのお願い(ご返信のお願い)
お手数をおかけしますが、上記の新日程にてご調整いただくことが可能か、**本メールへのご返信**にてご確認いただけますと幸いです。


ご不明な点がございましたら、いつでもお申し付けください。
引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。


(以下 署名)
活用例2:文章要約(記事や議事録)

長文の要約では、「背景」「結論」「懸案事項」といった要素を箇条書きで明確に指定することで、情報の漏れを防ぎ、理解しやすい形に整理させます。

指示プロンプト

# 依頼事項: 以下の「新商品戦略会議の議事録」を要約

## 役割
– あなたは、役員報告用の資料を作成する優秀なアナリストです。
– 要点を明確にし、分かりやすい報告書形式でまとめてください。


## 期待する出力形式と制約
– 以下の3つの項目を必ず箇条書きで整理し、出力すること。
– **背景:** 議論に至った経緯を簡潔に。
– **結論(決定事項):** 最終的に決まった具体的なアクションや方針。
– **懸案事項(次の課題):** 議論に残った未解決の課題や、次回以降の検討事項。
– **トーン:** 客観的かつプロフェッショナルな報告書トーン。

## 対象となる文章
(ここに、新商品戦略会議の長文の議事録テキストをペーストする)

AIの回答実例(マークダウン利用による明確な構造)

# 新商品戦略会議 議事録要約(役員報告用)

## 1. 会議の背景
– **目的:** 競合他社の動きを受け、既存のターゲット層だけでなく、**若年層(20代)**を取り込むための新商品の方向性を定める。
– **整理:** 既存商品の市場占有率維持が喫緊の課題であり、そのための時間的猶予は3ヶ月と設定された。


## 2. 結論(決定事項)
– **新商品コンセプト:** 「手軽さと高性能を両立させたガジェット」に正式決定。
– **開発チーム発足:** 〇月〇日付けで、開発部門、マーケティング部門から選抜されたメンバーによる**特別タスクフォース**を結成する。
– **予算配分:** 初期フェーズのマーケティング予算として、**500万円**を承認。デジタル広告に重点を置く。


## 3. 懸案事項(次の課題)
– **デザイン:** 若年層にアピールするためのデザイン案が固まっておらず、外部デザイナーの**選定基準**を早急に決定する必要がある。
– **プロモーション:** SNSインフルエンサーとの連携戦略について、**費用対効果のシミュレーション**が不足しており、次回会議で詳細を詰める。
– **技術的課題:** 想定しているバッテリー寿命を実現するための**部品調達ルート**が未確定。代替案の検討が必要。
活用例3:簡単なプログラムコード生成

プログラム生成においても、言語、目的、入出力形式を明確に指定することで、即座に利用可能なコードが得られます。

指示プロンプト

# 依頼事項: Pythonで簡単な関数を作成

## 役割
– あなたは、Pythonのエキスパートプログラマーです。


## タスクと制約
– **プログラミング言語:** Python
– **タスク:** ユーザーが入力した西暦を受け取り、その年が「うるう年であるか否か」を判定する関数を記述してください。
– **出力形式:** 関数名、docstring(関数の説明)、処理ロジック、テストコード(簡単な実行例)を含む、**即座に実行可能なコードブロック**で出力してください。

※コード出力は省略します。

まとめ:AIは最高のパートナー!

いかがでしたでしょうか。AIは単なるチャットボットではなく、プロンプトという「指示書」次第で、あなたの業務を劇的にサポートしてくれる最高のプロフェッショナルパートナーになります。

  • 良いプロンプトは、AIの「役割」「制約」「形式」を明確に定義する。
  • マークダウン技法を使うことで、AIが構造を正確に理解する。
  • プロンプトメーカー機能で、質の高いプロンプトを簡単に量産できる。

本日ご紹介したテクニックをぜひ業務に取り入れて、効率と成果を最大化してください。私たちスリープラスは、常に新しいテクノロジーを活用し、より良い働き方を目指しています。このブログを通じて、その一端を感じていただければ幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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